岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
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瀬戸内市「牡蠣の家 しおかぜ」

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吉井川と千種川の美しい水が注ぎ込む瀬戸内市の邑久町虫明地区は、牡蠣の養殖に適した天然の漁場として、古くから牡蠣養殖が盛んに行われてきました。今回はこの虫明地区で6次産業化の認定うけた「牡蠣の家しおかぜ」さんに、6次産業化の認定についてのお話をお聞きました。

7代にわたりこの地区で漁業を営んできた「牡蠣の家しおかぜ」は冬はもちろん牡蠣養殖業、春から秋にかけては小型定置網漁業といった形で複合経営を行っています。6次産業化の認定を受けたのは平成24年5月からですが、独自に加工して販売するという試みは、8年も前から取り組んでいたそうです。早くから漁や養殖だけでは経営は今後厳しくなる一方ではという危機感を感じていたので、自ら販売してはどうかと、定期市やイベントに出店し、その場で焼いたり揚げたりする露天スタイルで様々な加工・販売方法を模索していました。

ところがそのやり方にもやがて限界が訪れました。その場で加工する方法のため消費期限は短く大量にさばく事はできない。逆に全く閑散としたイベントでは用意していた材料を大量に無駄にしてしまうなど、なかなか思うような事業形態にはなりませんでした。そのような状況の中で商工会に6次産業化の制度を紹介され、新たな商品開発がスタートしたのです。

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6次産業化に認定されていると話すと相手の態度が変わるんですよ

6次産業化に認定されたことの大きなメリットとしては、しっかりとしたブランドとして見てもらえることでした。それまでは、個人事業で行っているため商談会などに出品してもなかなか相手にされなかったのですが、6次産業化の認定を受けていると言うと、皆さん足を止めこちらの話をじっくり聞いてくれるようになったんです。これが一番大きいですね。

あとは専門家をご紹介いただいたいことです。調理技術などをアドバイスしていただいたフードコーディネイター、販促物・パッケージデザインなどを手掛けていただくデザイナー、商標登録する際に協力いただく司法書士など。これらの方面の人脈など全く持っていませんでしたので、非常に助かりました。

その他には、サポートセンターが主催するセミナーに参加するようになって、「商品開発・販売の情報が入手しやすくなること」「同じように取り組んでいる異業種の方々との出会うきっかけを得られる」のが大きいですね。普段では関わる事のできないモノ作りの最前線で活躍されている企業や専門職の方々のお話を無料で聞けるのでとても勉強になります。

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長期保存はほどほどでいい。それよりも安心・安全で美味しいものを作って行きたい

おかげさまで最近になっては様々なところから「商品を置かないか」とお誘いをいただくようになりましたが、実はお断りすることの方が多いです。それは
もちろん工場のように大量に出荷できないという点もありますが、それ以前に「どこでも見かける商品にしたくない」という思いが強いためです。
私たちが作っている商品は、使用する材料はできるだけ地元から調達し、全ての工程を手作業で行っています。なので大量生産は行えません。長期保存の方法も様々なやり方がありますが、不要な添加物を使用してまでも行っていません。それよりも、ゆっくりでいいから安心・安全で美味しいものを作っていくことを心がけて商品の製造を行っていきたいです。

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「曙かき」ブランドを復活させて虫明の牡蠣を全国に広めたい

現在岡山で生産される牡蠣は「岡山牡蠣」ブランドと統一して販売されていますが、この虫明エリアで収穫される牡蠣は昔から「曙かき」ブランドとして販売しています。もちろんうちで製造している牡蠣商品も全て「曙かき」を使用しています。これらの自社商品を通して全国の方々に「虫明の曙かき」を知っていただき、いずれはこの虫明地域全体の活性化に繫がるよう、これからも頑張って行きたいと思います。

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「牡蠣の家 しおかぜ」ホームページはこちら