岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
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新見市「アーリーモーニング」

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紅茶研究家として活動していたアーリーモーニングの宮本さん。様々な紅茶を全国各地で淹れるレクチャーなど行っていたが、やはり自分で納得いく本当の紅茶を作りたいという思いが芽生え、現在の紅茶生産とペンション経営を始めた。紅茶研究家としての知識や経験から、栽培に適した場所、どのような品種を使えば良いかの判断基準は既に持っていました。
その宮本さんが紅茶栽培に選んだのが岡山県新見市大佐。東向きの急斜面、朝夕には霧が立ちこめる場所はまるでインドのダージリン地方によく似ている。この土地を耕し、紅茶専用の苗木を植え現在では成木が6,000本までの規模になり、一つ目の夢であった自分の名前「Eiji Miyamoto」のブランドで紅茶販売をスタートしたのです。

 

■6次産業化の制度をどこで知りましたか?

商工会のスタッフの方からの紹介でした。それまでは独自で商品を開発し、自分のコネクションでデパートなどで展示会などに参加していました。

 

20140226-DSC_0280.jpg■6次産業化の認定を受けてのメリットは?

一番大きいのは事業の5カ年計画を作る事ができたことですね。これは自営業にとっては非常にありがたかったです。といいますのも自営となるとどうしても自分の都合だけで仕事のペースや方針を決めてしまいがちなのですが、計画があることによって短期の小さな目標が明確になるので、それを目指して「今日は何をすれば良いか」といった行動に移す事ができるのです。
あとは専門家の紹介・派遣を行ってもらえることですね。中小企業診断士、フードコーディネイター、デザイナーの方々をご紹介いただきました。事業計画やブランドの構築などで大変お世話になっています。自分で良いと思った考え以上に、専門家の方々は新しい切り口で提案をいただいたりできますのでいつも勉強になり刺激を受けますね。紅茶研究家としての専門的な知識だけでは製造から販売まで全てをこなす事はまずできなかったと思います。

 

■商品開発で大切にしていることは何でしょうか?

私の農園では紅茶専用種の木からとれた茶葉を製茶しています。
本来、茶の木は1種類しかなくそこから様々な品種に派生したという「茶樹一元論」というものが現在の定説になっています。なので実は紅茶は緑茶の葉からも作る事ができるのですが、厳密に言うとやはり違うんですよね。緑茶は不発酵茶と言って発酵をさせない品種の方が良いお茶になり、逆に紅茶は発酵茶で発酵が得意な品種、いわゆる紅茶専用の品種とがあります。日本で栽培されているのはやはり緑茶用の不発酵の品種が多いのですが、私の農園ではこの発酵系の品種のみを育てて製茶するようにしています。
世界的には紅茶は紅茶専用種を使うのが通常ですので、うちの農園でも同様に紅茶専用の品種で製茶することにこだわっていきたいです。

あと紅茶の出来は日照時間や温度・湿度によって変わってくるので製茶はかなり気を遣う工程なのですが、現在はその製茶の設備が整っていないため外部に委託し、出来上がってきたものを私がテイスティングして振り分けるという流れになっています。いずれはこの製茶の工程も自社で行える設備を整え、今以上に品質の高い紅茶を作って行きたいと思っています。

 


■今後の事業展開においての目標は何でしょうか?

いつか大使館で使っていただけるような紅茶を作ることですね。お茶というと世界的に見ると7割以上は紅茶であって、そこで各国の要人にお出しするのであればやはり紅茶かと思います。メイドインジャパンの紅茶でありながら各国の方々にも気に入っていただけるものを作って行きたいですね。あと、紅茶には人を集わせる力と癒す力があるんです。紅茶に含まれるタンニンとカフェインが1時間もすると中和され、やんわりと体に沁み込み頭が壮快になり互いの話を良く聞けるようにもなります。そういった力を利用すれば世の中いざこざが少しでも減るのではないかなとも思うんですよね。

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