岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
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【報告】おいしい出会い岡山。6次産業化交流会Vol.4

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2月23日、4回目の開催となる交流会を岡山プラザホテルで開催いたしました。この交流会はセミナーとマッチングイベントの2部構成です。

セミナーでは、明星大学教授・一橋大学名誉教授の関満博氏による講演「6次産業化と地域産業」と認定事業者「(有)スコレー」さん・「佳豊庵」さん・「(有)海田園黒坂製茶」さん・「(有)アグリマスター」さん・「(有)田中農園」さん・「(有)たかた採卵」さんによる新商品及び新サービスの発表がありました。定員200人の会場は今年も満席。ご来場のみなさんはメモを取りつつ熱心に聴講されていました。

マッチングイベントでは、次産業化に対するサポート情報発信ブース、認定事業者による商品や取り組みがわかるブース、食品加工機器メーカーや包材メーカーなどの展示・相談コーナー、支援機関相談コーナーなど、岡山県内の6次産業化に関する全ての情報が集結しました。



【講演】明星大学教授・一橋大学名誉教授 関 満博氏

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大学のみならず講演、私塾「関塾」など全国各地での指導、多数の著作や『月刊『商工会』連載執筆など多彩な活動をされている関先生。全国の事例に精通され、岡山県でも300以上の事業者対象に、リサーチや指導を長年されています。

関先生は産業論や地域経済論がご専門。農水省が扱う産業は、経産省が扱うものとは違い市場経済学では分析しづらい面があるそうです。例えば、今や全体の売上がもうすぐ1000億円になるという有人直売所。これは農水省が扱う産業の成長株ですが、その理由は、生産者が直売所で消費者と直接交流ができるようになったから。求められていることがわかり、それゆえ工夫が生まれたからだそうです。この流れで農産加工や農村レストランも生まれ成長しています。

これまでの農業は素材を売って終わりでしたが、素材を加工し自社で流通させていく6次産業化の取り組みは売上30倍になる価値を秘めているとのこと。もちろん、いい素材はそのままが一番価値が高い。しかし今、人口減少や高齢化に伴い、味にこだわる高齢消費者が増えています。いろんな工夫をし、加工されることが求められているのです。それゆえに、地元の材料を使い、食べやすく、わかりやすく、おいしいものを提供することは、非常に意義が高いのです。しかも、付加価値が付き想像性があると消費者はより一層喜びます。

「岡山は本当にいいものがいっぱいあるのです。ネタが豊富、モノも最高、みなさん努力されている。だけど、それが東京にいるとなかなか見えてこない。アンテナショップもでき、今後が楽しみですけど、供給力を考えると全国レベルはなかなか難しいでしょう。それなら、まず地元で愛されること。ここをきちんと抑えておかないとね」と関先生。本日はたくさんのヒントをいただけました。ご講演ありがとうございました。

関先生がご指導されている「関塾」。全国15か所にあり、岡山県には津山にありますが、その「関塾津山」が主催する、全国の塾生が集う「全国若手ものづくり大シンポジウムin津山」が2016年11月11日、12日に開催される予定です。



【新商品発表会】

今回は6事業者さまが新商品を発表してくださいました。



有限会社スコレー「果潤〜歴史と伝統からうまれた"究極のぶどうジュース"〜」

岡山が誇るぶどう栽培方法で作られたジュースが3種類登場。「エクセレント」「プレミアム」「スペシャル」とブレンド法を変えて展開しています。



佳豊庵「サラミーノ〜ピオーネを使ったユニークな商品作り〜」

見た目は「サラミ」なバタービスケット。減農薬栽培のピオーネをホームステイゲストの郷土スイーツをヒントにアレンジしています。



有限会社海田園黒坂製茶「茶レンゲ(仮称)と茶のベーゼソース(仮称)〜伝統製法の日干番茶を使って〜」

「茶レンゲ」はほんのりと香ばしくお茶風味の余韻が続きます。「茶のベーゼソース」は日干番茶と地元黒大豆のほろ苦さとニンニクとの相性が抜群です。



有限会社アグリマスター「金時甘栗焼き栗と金時甘栗むき栗〜新品種岡山甘栗のおいしさを楽しんでください〜」

新品種の岡山甘栗を使用。焼き栗は栗本来の味が凝縮し、むき栗はスイーツ・料理などにすぐ使えます。



有限会社田中農園「づくし柿ヨーグルトドレッシング〜上品な甘さの西条柿の新商品」

栄養豊かな完熟柿の身と皮を使用。ヨーグルトを加えることでまろやかなコクが増えました。サラダの他パスタやポテト、蒸し鶏やホタテなど利用価値の高いドレッシングです。



有限会社たかた採卵「バウムクーヘン〜たまごたっぷり、ふんわりバーム〜」

餌にこだわる「たかたの卵」とハチミツをたっぷり使い、ていねいに焼き上げられたバウムクーヘン。しっとりふわふわのバウムと甘さ控えめ上品なフォンダンの組み合わせが好評です。



最後に関先生から講評をいただきました。

「みなさん、本当に大切に作られていますね。新しい価値の創造が素晴らしいです。では、できた商品をどう提供するか、ここが求められている。例えば、ジュース。ワインの国フランスは実は飲酒率50%。パーティーなどで1本20000円のワインを出す場合、主催者はそれ同等のノンアルコール飲料を求めている。どこでどんな需要があるか、いつもアンテナを張り巡らすことをぜひ努力してください。」とアドバイスもいただきました。



【マッチングイベントの様子】

出展事業者の一覧はこちら

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今回は6次産業化事業者22団体が出展(約半数が初出展)。その他、特産品等製造業者10団体、食品加工機器・包材メーカー9団体が出展しました。どのブースも小売業者やPR業者など200人を超える来場者で大賑わい。6次産業化事業者はどのブースも趣向を凝らしチラシや試食品を提供しつつ、商品開発秘話など踏まえながら交流に盛り上がりを見せていました。「いろんな業界の方や同じ思いで頑張っていらっしゃる方とお話しができ、私もまた頑張ろうって毎回思えます。自分の商品をPRさせてもらえるだけではなく、商品に対するアドバイスやヒントもいただけるので、したいことが増えて楽しくなります。」と有意義な時間も味わっていただけました。
国から6次産業の事業計画の認定を受けた岡山県内の事業者はただいま47団体。昨年より6団体増え、中四国地方では最も多い事業者数です。今後も商品の改善点や販路の拡大など支援に邁進していきます。そして、6次産業化に興味を持たれている農林漁業事業者のみなさま、岡山県6次産業化サポートセンターにはさまざまな専門家が登録されていますので、あらゆるご相談にお応えできる環境が整っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。