岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
岡山県商工会連合会
〒700-0817 岡山市北区弓之町4番19-401号
TEL:086-238-5666 FAX:086-222-1672

カテゴリ:

投稿日:

【報告】おいしい出会い岡山。6次産業化交流会 Vol.5

170315_01_DSC_6387.jpg

2月28日(火)、5回目となる交流会を岡山プラザホテルで開催いたしました。今回もセミナーとマッチングイベントの2部構成、たくさんのご来場をいただきました。

セミナーでは、「これからの6次産業化のカタチ」と題しての講演会と「これから目指す6次産業化、求められる6次産業化」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。岡山県は平成27年度の認定事業者数が秋田県に次いで全国2位!そのモチベーションは会場でも感じられ、熱気であふれていました。

マッチングイベントでは、6次産業化認定事業者や食品加工機器メーカー、包材メーカー等による商品紹介を行う「6次産業化事業者交流・展示コーナー」、認定制度、補助金活用、事業計画策定や販路拡大等の相談に応じる「6次産業化相談窓口」、そして今回は「岡山県内の特産品商談会」を同時開催。岡山県内の6次産業化に関するあらゆる情報が集結しました。




セミナー その1 【講演】

これからの6次産業化のカタチ

有限会社NEWビジネス研究所所長 天野 良英 氏

amano_DSC_6391.jpgのサムネイル画像

電子部品製造会社を設立し、携帯電話迷惑防止対策製品の発売を皮切りに、次々とアイデア商品を生み出した天野先生。1998年に、目にしみない甘いたまねぎ「涙くん、さよなら」を発売したのを契機に特産品を活かした商品開発を多数手がけ、現在、6次産業化中央サポートセンター統括企画マネージャーとして、全国各地で広域連携など地域活性化の支援もされています。

天野先生に寄せられる相談の中で一番多いのが「販売の相談」。その解決策として、販路に強いプランナーとの連携や「認定を受けたけど販売に困っている」と相談をよく受ける"ジャム"を例に挙げ、売れる仕掛けなどのお話をしていただきました。また、人口激減・超少子高齢化社会を迎え市場が縮小する中、食に求められる量や内容の変化にマッチした新商品開発や、外国や外国人観光客の需要を見据えた準備・事業展開の必要性、農商工連携の「成功と失敗の要因」や「課題解決の具体例」、今後普及が進むAI(人工知能)を活用したスマート農業の解説など、今後の方向性や課題解決のヒントをたくさんいただきました。ご講演ありがとうございました。




セミナー その2 【パネルディスカッション】

これから目指す6次産業化、求められる6次産業化

今年はパネルディスカッションも開催。認定事業者サイドから「レッドライスカンパニー(株)」代表取締役の難波友子氏、「(株)Original Quchi」取締役の豊福祥旗氏、バイヤーサイドから「(株)三越伊勢丹フードサービス」営業統括部長の雨宮隆一氏、「(株)京急ストア」取締役の西岡啓太郎氏、そしてコーディネーターとして「(株)アール・ピー・アイ」専務取締役・6次産業化フリーペーパー6channel編集人の奥野俊志氏がご登壇くださいました。


レッドライスカンパニー 難波 知子 氏 (事業者)

panel_02_namba.jpgのサムネイル画像

「総社の特産品である赤米を全国の人に知ってもらいたい、地域活性化を担いたい、との思いで赤米を育て加工してきました。認定を受け、多くの人との交流の中で、天然で赤が出せるのはレアと痛感。この色合いを活かした商品開発をこれからも進めますが、これからは、もっと日常的に使用していただけるように、『脱特産品』をキーワードに事業展開をしていきます。」


Original Quchi 豊福 祥旗 氏 (事業者)

panel_03_toyohuku.jpg

「弊社の名前は6次化の特徴である『究極の地産地消』を短縮した造語です。奈義ビーフが今まで岡山県内で知名度が低かったのは関東圏や関西圏に流通の比重を置いていたから。しかし、地元の人にもっとこのよさを知ってもらいたい。美味しいよねって意識して食べてもらい、そこからいろんなことを考えてもらえたら嬉しい。これからは消費者の要望に応える力も生産者には必要。いろんな要望に応えられるだけのこだわりは必要でこれからも努力していきます。」


アールピーアイ 奥野 俊志 氏 (コーディネーター)

panel_04_okuno.jpg

「6次産業が制度化され5年経った今、全国的にみると認定数は頭打ち状態ですが、6次化の取組による所得アップなどの効果は見られ、制度の役割が大きいことは顕著。岡山県の6次産業化をリードするお二人から、とてもつよいこだわりと深い郷土愛を感じました。」


三越伊勢丹フードサービス 雨宮 隆一 氏 (バイヤー)

panel_05_amamiya.jpg

「商品の良さやストーリーを消費者に伝え、消費者の声を生産者に伝える仲介者として、もっとバイヤーを活用してほしい。」






京急ストア 西岡 啓太郎 氏 (バイヤー)

panel_06_nishioka.jpg

「お客さまの要望も多様化しており、価格ではなく価値を求める方も多く、その商品が生まれた場所の空気感やストーリー性をお客様は求めています。インバウンドも含め、いろんな方に商品の価値をお届けできるよう、情報も発信・受信とも質と量を高めていく必要性があります。」



パネリストのみなさまから、たくさんのアドバイスと力強い言葉をいただきました。パネリストの意見にうなずかれる受講者さんも多く、みんなで岡山の良さを引き立て盛り上げたい機運が感じられた今回のパネルディスカッションでした。パネリストのみなさま、ご登壇ありがとうございました。

panel_07_all.jpg



【2つのセミナーを通して】

受講者さんからは「天野先生のお話はとてもためになりました。自分できちんと責任が取れるやり方を模索したい。」「同じ認定者さんたちの強い思いを聞けて、やる気をもらえました。気になっていたことも伺えてよかった。」「東京のバイヤーさんたちの考えが聞けてよかった。自分ももっとがんばろうって思えました。」などの感想をいただきました。

なお、奥野さんが運営されています6次産業化ポータルサイト「第6チャンネル」の「新着!6次産業化の達人 vol.82」で「レッドライスカンパニー」さんが紹介されています。

第6チャネル「達人Vol.82 レッドライスカンパニー株式会社(岡山県)」





【マッチングイベントの様子】

出展事業者の一覧はこちら

muching.jpg

今回は6次産業化事業者等、過去最多の29団体が出展。その他、特産品等製造業者10団体、食品加工機器・包材メーカー9団体が出展しました。どのブースも農林漁業従事者や小売業者、サービス業者などたくさんの来場者で大賑わい。会を重ねる毎に熱気が上昇している雰囲気の中、どのブースも和気あいあい。6次産業化事業者は展示に趣向を凝らしチラシや試食品を提供しつつ、商品開発秘話などを踏まえながら商品PRに努められていました。商談の話だけではなくコラボ企画の話で盛りあがるなど、事業者同士のつながりも深まっているようでした。「今後の取り組みを模索中なので市場調査に来ました。やはり頑張っている方の話を伺うと知恵と勇気をもらえますね。」「私にとってこの交流会は新たなコラボ商品が生まれる場。今回もいいものができそうです。」とみなさん笑顔で答えてくださいました。





国から6次産業の事業計画の認定を受けた岡山県内の事業者はただいま61団体。昨年より8団体増え、中四国地方では最も多い事業者数です。今後も商品の改善点や販路の拡大などの支援に邁進していきます。
6次産業化に興味を持たれている農林漁業事業者のみなさま、岡山県6次産業化サポートセンターにはさまざまな専門家が登録されており、あらゆるご相談にお応えできる環境が整っています。バックアップした取り組みにより、さまざまな成果もでています。どうぞお気軽にお問い合わせください。