岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
岡山県商工会連合会
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【報告】岡山県6次産業化ビジネス塾

岡山県6次産業化サポートセンターでは、今年も「岡山県6次産業化ビジネス塾 食と農ビジネススタートアップコース」を開催しました。

毎年、受講生のみなさんからは「自身の農作物を活用するための色々なノウハウが学べ、また、受講生同士の横のつながりもできて参加してよかった」と好評をいただくこのビジネス塾。一からできる加工実習も人気の秘密です。今年も、地域資源を活用した商品企画・開発について、全国で多数の支援実績を持つ株式会社キースタッフより、鳥巣研二氏を中心に7名の講師をお招きし、全8回の連続セミナーを開催しました。

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一日目は座学「食と農ビジネスの基本」。全国の事例やトレンドを踏まえつつ、資源を有効活用するための基礎知識や勘所を解説。また、恒例の「お互いがよくわかり、ここから連携が生まれそうな」自己紹介タイムでは仲間意識も生まれ、受講生からは「連続セミナーに対する期待が高まりました」と感想をいただきました。

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二日目は加工品を製造するための重要ポイントを学び、講師が実際に加工品を製造するところを見ていただき、三日目で班に分かれ「ペースト加工」「分離液状ドレッシング」「乳化液状ドレッシング」を一から製造していただきました。今年度は受講生の生産物「白桃」「トマト」を使用。きちんと押さえておかないといけないポイントや失敗しがちな作業を全員で確認しながら取り組み、色美しく美味しい加工品ができました。その場その場での講師のアドバイスにやる気も強まり、「うちの生産物ですぐ作ってみようと思います」と、笑顔溢れる受講生も見受けられました。

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四日目は商品パッケージデザインとブランドづくり、そしてその伝え方。パッケージにストーリーを込める手法や、簡単にできそうでありながら非常にセンスを問われるPOP制作のコツを、文具の使い方から目を引くレイアウトまで、細かいアドバイスをいただきました。

五日目は商品の上手な見せ方と、自分の表現の場の作り方。講師陣から、生産者がなかなか持ち得ない視点で「何に重きを置くべきか」「何を徹底的にリサーチすべきか」を多数の事例を交えながら解説していただきました。また、セミナー終了後、実際に加工品を製造し持参した受講生は、講師陣に試食していただき、ピンポイントでアドバイスをもらっていました。

六日目は事業計画書作成に必要な知識と手法の勘所。経営ゲームを通して、在庫管理、仕訳、損益計算書、賃借対照表など、抱いてしまいがちな苦手意識を楽しく払しょくしていただきました。

七日目は先進地視察研修。三重県名張市、奈良県東吉野村を視察しました。加工場だけでなく、試作の様子なども視察させていただきました。「6次産業化に取り組む現場を見ることで、自分たちに合ったやり方で始めればよいという気づきがありました」「過大投資はせず自分たちのできる範囲内で始めることが大切。設備投資への心配が無くなり、夢に近づけたようで嬉しいです」と言われる受講生もいらっしゃいました。

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最終日の八日目は参加者による事業計画発表(プレゼン)。みなさんしっかりとした発表をされ、7事業者の方が10種類の試作品を持参されました。仲間に聞いてもらい、質問してもらい、また試食してもらうことにより、参加者自身も頭の整理ができ、聴講側も「この人と組めるかも」「補完し合えるかも」と、新たな気づきにつながりました。この発表のおかげで、私たちもより的確なサポートをさせていただくことが可能となります。講師陣も、岡山県の6次産業化の熱気を感じてくださったようです。

今年度は生産者のみならず、地域おこし協力隊の方々にもご参加いただき、第一次産業をみんなで守りながら地域ブランドを高めたい、という機運が感じられました。岡山県6次産業化サポートセンターは、今後も6次産業化による所得向上を目指す農林漁業者はもちろん、地域で頑張るみなさんを応援していきます。