岡山県6次産業化サポートセンター - 農林漁業者のみなさん、商品開発・販売の仕組みづくりを応援します!

6次産業化に関するご相談に対応しています。
岡山県商工会連合会
〒700-0817 岡山市北区弓之町4番19-401号
TEL:086-238-5666 FAX:086-222-1672

カテゴリ:

投稿日:

【報告】おいしい出会い岡山。6次産業化交流会 Vol.8

1_DSR03216.jpg

2月25日(火)、8回目となる交流会を岡山プラザホテルで開催いたしました。今回もセミナーとマッチングイベントの2部構成で、たくさんのご来場をいただきました。

6次産業化とは農林漁業者が農林水産物を生産するだけではなく、加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)まで統合的に取り組む経営形態です。作り手の顔が見える6次産業化は消費者と生産者の距離が縮まるきっかけにもなっています。今回のセミナーでは「農林業者発!! 観光経営のすすめ」と題した講演と、6次産業化の総合化事業計画に取り組まれた4事業者による「6次産業化事例・新商品発表会」を行いました。岡山県は平成30年度の総合化事業計画認定数が全国で1位!そのモチベーションは会場でも感じられ、熱気であふれていました。

マッチングイベントでは、6次産業化認定事業者による新商品や取り組みを紹介するブース、加工食品機器メーカー、包材メーカーなどの展示コーナー、認定制度や補助金活用、販路開拓などの相談に応じる窓口など、岡山県内の6次産業化に関するあらゆる情報が終結しました。

 


 

【講演会】観光ビジネス総研(株)代表取締役 刀根 浩志 氏

「農林漁業者発!! 観光経営のすすめ」~「農×観光」クロスして新たな価値を想像する~

2_DSR03187.jpg

講師の刀根浩志氏は、和歌山県の「新ふるさと観光づくり推進事業」(和歌山ほんまもん体験)の事務局を務め、豊かな自然環境と田舎でしかできない体験交流型観光を各地域に展開することで地域活性化に貢献されてきました。2003年に官公庁「観光カリスマ百選」、2007年には経済産業省「地域中小企業サポーター」委嘱および内閣府「地域活性化伝道師」に認定され、地方に眠る資源や人材、自然などを最大限に生かした地域オリジナルのツーリズム創造を数多く手掛けられています。

講演では「観光とは"まちの誇り"や"生き様"を理解し、リスペクトを感じること」であり、最近の旅の傾向として地域独自の魅力を活かした体験型・テーマ型・交流型など「着地型観光」への注目度が高まっていることを力説。また、日本のインバウンド市場の新たな目標として「量から質の時代へ」を掲げ、訪日外国人観光客が今後どんなところに行きたいか、何を好み、どんな経験を望んでいるかなど外国人旅行者の声や事例をもとに解説。「地方・田舎をゆっくり歩いて楽しんでもらう」「求められているのは地域の本物を感じる体験や、地元住民との交流」「地域にあるさまざまな食文化が楽しめることが大事」とポイントを挙げながら、各地域の取り組み事例を具体的にご紹介いただきました。

最後に「今こそ農林漁業の生産者がおいしさを直接伝える時代であり、そのニーズが求められています。地方での観光交流を手掛かりに、岡山のおいしいを世界へ伝えてほしい」と刀根氏。会場のみなさんはメモを取りつつ熱心に聴講されていました。ご講演ありがとうございました。

 


 

【発表会】6次産業化事例・新商品発表会

6次産業化の総合化事業計画に取り組まれた4事業者が新たに生み出した商品や、取り組んだ経緯や現状、今後の事業展開について発表してくださいました。

 

(株)アーチファーム 植田 輝義 氏

3_DSR03249.jpg

黄ニラ大使として普及活動に尽力。2018年7月の西日本豪雨では川の氾濫によりパクチー畑約1ヘクタールが全滅し、農作物への直接的な被害が大変でした。「岡山パクチードレッシング」は老舗醤油メーカーと共同開発した商品です。岡山ブランドの美味しい食材を加工することで、全国へ安定して提供できるようになりました。

 

磯山企画 磯山 和博 氏

4_DSR03262.jpg

自然豊かな美作市で黒豆やえごまなど無農薬で栽培しています。新商品の「もち麦うすやき煎餅」は全8種類。栄養価も高く、汁物に入れると離乳食の代用にも。パッケージデザインやセールスポイントの伝達など専門家のサポートを受けながら進めました。NPO法人ワークサポートとの農福連携による地域の雇用創出にもチャレンジしています。

 

(株)米見 奥津 賢司 氏

5_DSR03276.jpg

米農家であった私が地域の困り事であった害獣被害を食い止めるため、狩猟免許を取得したことが商品開発に結び付きました。猟師のまかない汁をヒントにした「いのしし鍋の素」や「ジビエ肉味噌」はおいしいご飯のお供になります。今後も米とジビエ(猪)を組み合わせた商品を開発し、米の消費拡大、地域農作物の保護に貢献していきます。

 

レッドライスカンパニー(株) 難波 尚吾 氏

6_DSR03345.jpg

総社で古くから生産されていた赤米を品種改良してできた新品種「あかおにもち」を加工品にして提供。米粉や醗酵ブーム、瀬戸内フルーツなど話題になっているものを掛け合わせ約40品の商品を開発しました。自社商品を手にとってもらうための見せ方、出し方、売り方を工夫することが大事。異業種の仲間との出会いの中にもチャンスがあります。赤米を広く認知してもらうイベントや農業後継者の育成にも取り組んでいます。

 


 

【マッチングイベントの様子】

今回は6次産業化事業者23団体が出展(7団体が初出展)。その他、特産品等製造業者10団体、食品加工機器・包材メーカー9団体が出展しました。どのブースも展示や配布物に趣向を凝らし、来場者で大賑わい。マッチングイベント初出展の事業者さんは会場の盛り上がりに驚かれつつも、「商品をPRするだけではなく、ヒントやアドバイスをいただきました」「大いに刺激を受けました。前向きに頑張れそうです」とにっこり。常連の事業者さんも積極的に他ブースを訪ねたり、相談窓口を活用されたり、商品開発秘話を交えながら交流を楽しまれていました。このイベントが有意義な出会いの場、さらなる発展の場になっていることを感じました。

国から6次産業化の事業計画の認定を受けた岡山県内の事業者はただいま84団体。中四国地方では最も多い事業者数です。今後も農林水産物を有効活用した新商品の開発や販路の拡大など支援に勤しんでまいります。6次産業化に興味を持たれている農林漁業事業者のみなさま、岡山県6次産業化サポートセンターにはさまざまな専門家が登録されていますので、あらゆるご相談にお応えできる環境が整っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

7_DSR03226.jpg